ゴミ記事とか言い出す人種は日常的に違法アップロードされたエ口同人の内容に文句を付けているという研究結果

が出ていません。

しかし両者に似たようなメンタリティを感じることは確かです。

Qiitaやらはてなやらに渦巻くこの不毛議題ですが、pixivやらにある下手くそなイラストはオカズの検索に邪魔だから投稿するなという同人クソ提起定期の方がタイトルより近い例かも知れません。あるいは自分の好きなホモCP以外は目にしたくないから検索除けとかして隠れてやってとか言い出す腐女子クソ学級会定期。
ゴミ記事の話題はお仕事に関わってくるせいか、どうも肯定否定に関わらず議論の場に「一定の正当性を持った意見」として扱われている雰囲気を感じるのですが、構造的には上記と完全に同レベルの主張だと思います。

なぜ構造的に同一になるかというと、これらの主張をしてしまう人たちが一様に見落としているのが『あらゆるコンテンツの享受には対価が発生する』という社会の基本原理だからです。

もう少し話題に即して言い換えると『なぜインターネットの無料コンテンツが無料なのか』を考えることでこういったしょうもない主張の道理の無さを明らかに出来ると思います。

無料コンテンツに支払うもの

インターネット以外のコンテンツの場合

先達に聞いたら色々とタメになる話を教えて貰った、結婚すると言ったらウェルカムボードを描いてもらえた、など現実でも結構無料でコンテンツを享受できることがあります。
まずはそういう場合に支払っているものを考えてみます。

この手のお得な体験には大概の場合「日頃の行い」がかなり影響しています。要するに可愛がられているからタダで教えてもらえるし、好かれているからタダで作品をもらえたりする。
これは過去に相手に与えた親切やら労働力、楽しい時間の提供への見返りか、あるいは今後もそれらの提供があるだろうという期待への先行投資に近いもので、無料の代わりにこういった無形の対価を差し出しているのです。

あとたまに他者への施しという行動そのものに自己満足を見出す『宗教マインド』で動く人という例外もありますが、そういう人って最終的には自己満足でやってるから本当に利害が一致すれば良いでしょうけど、そうじゃないとやっかいなことになりがちだというのは何となく皆知ってると思います。それに本当に自己完結の宗教マインドだけで動いているのか、外からは分かりませんし。
例の「只より高い物はない」というアレですね。対価が示されていない無料コンテンツは逆に危ないという先人からの教えです。

インターネットのコンテンツの場合

本題です。
これがタダなのも色々理由があると思いますが、本収益につながるアドバータイズだからというのは分かりやすい方の理由でしょう。
なのでキュレーションサイト紛いの企業技術ブログに文句を付ける人は、素人の『ゴミ記事』に比べれば少ないと思います。タダで公開して人を集めるのがビジネスモデルだと理解していれば、不満こそあれ、「邪魔じゃやめろボケ」とは言いにくいものです。

ではあらゆるジャンルにいる、有益無益にかかわらず収入を得ているわけではないのにコンテンツを無料公開してくれるネットの人たちは何のためにそんなことをしているのでしょうか?
それはハッキリ言って「承認欲求」でしょう。閲覧者から「素晴らしい!」「ありがとう、あなたのおかげです!」と言ってもらえるだけで作った過程の苦労まで全て報われるというものです。私はイラストSNSも技術SNSもやってますが、正味評価が付かなくても閲覧数が増えるだけで結構嬉しいものです。ビジネスにつなげてる人もいると思うけど、大体の人はホントにそんなもんだと思います。

実はリアルでも作品を作ったり研究をしたりしてる人を大絶賛すると無料コンテンツにありつけることは初対面でも普通にあるので、この『承認欲求の許容』が対価になるのは別にネットに限った話じゃないんですが、ネットはそのワールドワイドさからリアルより大勢の観客を手軽に集められるというところでこういった価値が高まりやすいのです。

そうやって無料でもチヤホヤが欲しい人たちがブログやSNSに登録して、それを見たい人たちも登録して、そのサイトにアドセンスが貼られて、そのコミュニティを運営する業者が儲かり、他の業者も参入して、ネットでのコミュニケーションが栄えていく。

言ったらアレですが、そういうゴミみたいな承認欲求の集まりがインターネットという情報の海の豊饒さを成立させてると思うんです。
そこに「俺の役に立つちゃんとしたコンテンツだけ用意しろ」なんて言われてもね、『有象無象の承認欲求への許容さえ支払えば』無数の有益コンテンツにタダでアクセスできるのがインターネットなので。それに金出して本買えば赤ちゃんだって欲しい情報を手に入れられるし、せっかくgoogle始め各コンテンツが人気度ソート機能を備えてるんだから、承認欲求への許容は機能を使う労力でも代替可能という至れり尽くせりっぷり。
一部の閲覧者はどうしてこの程度の対価を惜しんでしまうのか、と思うのですが、恐らく『対価無しで得られるコンテンツ』だと勘違いしていることに起因しているのでしょう。

ちなみに個人的には無料路線で一番オススメな『ゴミ記事』排除方法は、まず自分の代わりに色々記事を読んで質の高いものを紹介してくれる人をSNSかなんかで探してフォローしておくことです。気になった事柄について調べる時の一番は事前に色々交流しておいて、たまになら質問に答えてくれる仲の人を増やしておくことですが…。

いや上の方法そんなに簡単じゃないですよね。要するにですね、気軽に他人の記事をゴミ呼ばわりする人は、上記のような労力を惜しんだうえで他人に押し付けている自覚持ちましょうね…というお話でした。終わり。


この間読んだ本の作者のブログずっと読んでたせいか影響されて久々に自分の文章を長々書いたけどやっぱり楽しいですね。

ちなみに技術系は新参なので私自身あんま偉そうなこと言えないんですが、人が趣味で描いたイラストに下手くそは描くなとか本出すなとか言う奴はほんとゴミだと思います。
現状私はpixivはデイリーランキング3桁に乗る程度の画力はあるんですが、描き始めは誰だって画力だけで言えばゴミですよ。今回本文ではその手の「将来を見て暖かく見守ろうや」系のフォローはしなかったですが、ゴミの海を許容できる環境の方が、レベルの高い人が成長しやすいのも間違いないです。

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